私の愛用スマホはモトローラのMoto Zです。大変気に入っております。最高のスマホです。何がそんなに気に入ってるかって?それは合体できるからです。
合体できるスマホ Moto Z
このモトローラのMoto Zシリーズは背面にマグネットで合体できる拡張モジュール「Moto Mods」をオプションとして取り揃えています。Moto Modsはさまざまな機能のものがあり、カメラ、プロジェクター、バッテリーなどを合体して機能を大幅に拡張することができるようになります。
スマホはアプリを入れることで色々な使い方ができるようになりますが、物理的に拡張できるというのはこのMoto Zシリーズが唯一ではないでしょうか。何より合体できるってカッコイイですよね。
カメラ拡張モジュール Hasselblad True Zoom
Hasselblad True Zoomは背面に光学10倍ズームの機能を持ったカメラモジュールです。発売はMoto Zと同時の2016年とだいぶたってますので、機能や使い方などは公式サイト等に任せるとして、キレイに撮れるのか、カメラとして実用的な物なのかというところに絞って紹介したいと思います。
標準搭載カメラ(背面)とHasselblad True Zoomとの画像比較
実はこのカメラ拡張モジュールである「Hasselblad True Zoom」ですが、巷ではあまりキレイに撮れないとか写真が暗くなるとか評判がイマイチの模様です。しかし「そんなことはありません!!」と私は声を大にして言いたい。どちらもキレイに撮れます。そこで同じ被写体、同じ構図で撮った写真で比較したいと思います。
以下は先日、私が撮影した梅の写真です。一枚目が標準搭載の背面カメラの画像で、二枚目がHasselblad True Zoomで撮影した画像です。
条件は以下のとおりです
- どちらもカメラアプリは標準搭載アプリを使用
- 倍率は1倍
- フラッシュはなし(強制)
- HDRはなし
- コントラストはアプリ起動時のデフォルトを使用
- もちろん未加工
要はスマホでカメラを起動してピントを合わせてシャッターを押すといった一番オーソドックスな撮影方法で撮った写真ということです。
さて二枚の写真を比べてどうでしょうか。
まず明らかに標準搭載カメラの方が、発色というかそれぞれの色が色濃く出ています。一方でハッセルブラッドは発色は淡い感じになっています。また標準搭載カメラの方はよりシャープネスというか写真中央の花だけでなく、周りの枝もはっきり写っているのに対しハッセルブラッドの方は中央の花はピントが合っていますが、その他の枝やつぼみはシャープネスが弱くなっている印象です。
尚補足ですが、標準搭載カメラの解像度は4160 × 3120となり、ハッセルブラッドを使用した場合は、4000 × 2992です。またいつもは削除しているExifも全て残してあります。気になる方はリンク先のオリジナルファイルでじっくり確認してみてください。
Mozo Zの人はHasselblad True Zoomを使おう!
別に絶対オススメというわけではありません。写真の写り方は人それぞれ好みがあるでしょう。しかし私はハッセルブラッドが好きです。この淡い感じの写り方ももちろんですが、写真を撮る時の楽しさがあるからです。
ハッセルブラッドで写真を撮る時は、Moto Zに合体したハッセルブラッドの電源オン!ツマミを回してズーム、シャッター半押しでピント合わせてからの押し込んでパシャリ!と写真を撮る楽しさがそこにあるからです。
バッテリーには要注意
大変素晴らしいHasselblad True Zoomですが、デメリットもあります。それはバッテリーを異様に消費するところです。Hasselblad True Zoom自体にバッテリーは搭載していません。電源はMoto Z本体のバッテリーを使用します。更にズームの稼働部分もあるためバッテリー消費は激しいです。旅行などで使用する場合はモバイルバッテリーは必須です。それさえ気をつければ撮影を楽しめます。
以上、Hasselblad True Zoomレビューでした。