Sony PRO pixy ESPRITをBluetoothで復活させよう! 〜Bluetoothレシーバー接続編〜

【目次】Sony PRO pixy ESPRITを復活させよう!シリーズ

1. プロローグ 2. お掃除編 3. Bluetoothレシーバー接続編

さて、きれいに掃除も終わりましたので、仕上げです。今回はBluetoothレシーバーをMHC-J970EXに接続して、Bluetooth経由でスマホの音楽を鳴らしたり、Chromebookの音声を流したり出来るようにしたいと思います。

BluetoothレシーバーはAUKEY BT-C6

Bluetoothレシーバーは各社からいろいろ出ていますが、今回はAUKEYのBT-C6を購入しました。古いミニコンポを繋ぐのでスペックはあまり気にする必要はないのですが、動画の音声も流す予定なので遅延が少ないAPT-X対応のものを選択しました。Amazonで2020年5月現在、\3924でした。

内容物は本体、マニュアル、光デジタルケーブル、両端3.5mmオーディオケーブル、3.5mmオーディオRCA赤白変換ケーブル、マイクロUSB充電ケーブルです。

因みにこの機種はBluetoothのレシーバーとトランスミッターのどちらでも使用できます。

AUKEY BT-C6をMHC-J970EXに接続!

接続方法は、MHC-J970EXのアンプであるTA-J970Eの裏面の「ビデオ」の音声入力端子にRCA赤白ケーブルを繋いで、BT-C6側は3.5mmオーディオケーブルを繋ぐだけです。至って簡単です。

接続したところ。大きさも小型でちょうどいい感じです。パープルのLEDがイカしてます。因みにマニュアルにはLEDはグリーンかブルーに点灯となっており、パープルは無いんですけどね。謎です。

Moto Z3 Playとペアリング

私の愛用スマホMoto Z3 PlayはaptX対応です。Bluetoothの設定画面からaptXコーデックで接続できていることが確認できます。

aptXで接続できない場合は「開発者オプション」の「Bluetoothオーディオコーデック」設定で指定することもできます。

早速、復活したMHC-J970EXを鳴らしてみよう!

大好きなスティングを大音量で鳴らします。重低音はちゃんと鳴っています!が、高音域はほとんど出ていません・・・。エレクトロスタティックツイーターがちゃんと動作していないようです。左スピーカーのエレクトロスタティックツイーターからはかろうじて高音域の音は出ていますが、右のツイーターはほぼ無音です。多少、鳴っているという感じです。

まあ、25年以上前のミニコンポです。ここまでの復活が限界かなと思いました。ネットで検索すると、更に分解して水洗いしている人もいるようですが、そこまでやる技量はありません。

でもここまで復活して大満足です。これで在宅勤務中の音楽鑑賞と、ChromebookでのNetflix、Youtube鑑賞を十分楽しめる環境となりました。

Chromebookとペアリング

因みにChromebookとのペアリングも問題ありません。ChromebookとはSBCコーデックでの接続となります。

以上

Sony PRO pixy ESPRITをBluetoothで復活させよう! 〜お掃除編〜

【目次】Sony PRO pixy ESPRITを復活させよう!シリーズ

1. プロローグ 2. お掃除編 3. Bluetoothレシーバー接続編

さて前回の続きです。今回は埃まみれのMHC-J970EX PRO pixy ESPRITをきれいに掃除します。掃除する箇所は主にエレクトロスタティックツイーターを覆っているパンチングメタルの中の埃です。あとは外装を雑巾できれいに磨きます。

まずはスピーカーのウーハー部分。埃まみれですがきれいに磨けば大丈夫そうです。コーン紙もしっかりしています。

問題はスピーカー上部のエレクトロスタティックツイーターを覆っているパンチングメタルの中です。買ってから一度も分解清掃なんてしてないので25年の埃が詰まっています。写真では分かりにくいですが、裏側はなんと埃の塊がエレクトロスタティックツイーターに乗っかっちゃってます。これじゃ膜も振動できず音なんて出ないはずです。

早速分解していきます。赤丸の8つのネジを外せばパンチングメタルは外せます。

意外にあっさり外れました。こんな簡単に外れるならマメに掃除しておけばよかった。

これが25年間の埃です。最初エアダスターで吹き飛ばそうとしましたが、固着していてダメです。雑巾でゴシゴシ拭き取ります。

ツイーター部分はエアダスターで埃を吹き飛ばしますが、正面から架けると膜が破けてしまう恐れがあるので、斜めからそうっと少しづつかけて慎重に行います。

コーン紙とスピーカーネットもエアダスターで埃を吹き飛ばします。残りの外装は雑巾でゴシゴシ拭き取ります。

同様にアンプやチューナーなどのコンポーネント機器類もきれいに埃を拭き取ります。

どうでしょうか。なかなかきれいになりました。かなり満足。

今回の目的は在宅勤務時の音楽環境整備なので、机を挟む形でスピーカーを配置しました。これで仕事中にバランス良く音楽が聞けます。また仕事以外でもChromebookでNetflixやYouTubeの視聴もこのスピーカーから音を出せば大迫力で見ることができます。

今回はここまで。次回はBluetoothレシーバーを繋いで、スマホとChromebookの音をMHC-J970EXから出せるように設定します。

Sony PRO pixy ESPRITをBluetoothで復活させよう! 〜プロローグ〜

【目次】Sony PRO pixy ESPRITを復活させよう!シリーズ

1. プロローグ 2. お掃除編 3. Bluetoothレシーバー接続編

さて皆様、外出自粛の中、如何お過ごしでしょうか。

私は2020年4月上旬より完全在宅勤務となり会社へは出社しなくなりました。会社で使用していたノートPCを自宅に持ち帰り、VPN経由で会社のリソースへアクセスしたり、クラウドサービスを使ってテレビ会議をしたりしながら今までと変わらず業務をこなしています。

これまで往々にして進まなかった働き方改革に代表されるテレワーク・・・。まさかこんな形で半ば強制的に始めたってうまくいくわけ・・・。

うまくいくじゃん!全く問題なくできるじゃん!!

やりゃできるじゃん!って感じです。ほんと今までの満員電車で通勤ってなんだったんでしょうか。今回の件でいろいろなものの価値が変わるんじゃないかと思います。通勤、出張、都心のオフィス、駅近物件。特に「場所」と「移動」に関するサービスや物の価値が変わっていくような気がしています。

そんなことをぼんやり考えながら2週間ほど経った頃でしょうか。何やら心身ともに不調が出てきました。

まず腰が痛い。自宅にある椅子は会社の物に比べて貧相なので7時間も座ってられません。次に運動不足。ほとんど出歩きませんので体がなまってしょうがない。同時に動かないので腹が減らない。そうなると食事をろくに取らなくなる。栄養偏りまくりです。そしてなんとなく寂しい・・・。1日一回はテレビ会議で誰かと会話しますが、やっぱり画面越しなのか物足りない・・・。そして仕事が終わってテレビをつけると暗いニュースばかり・・・。こりゃなんか健康に良くないぞ。

最初は意気揚々とテレワークで問題ないじゃん!とか思ってましたが、いざ長期化すると、会社に毎日行くって心身ともに健康を保つ上で結構重要だったんだなと改めて思ってみたり。実は通勤って運動不足解消にも役に立ってたんだなとか会社の机と椅子ってよく考えられてるんだな・・・。なんて今度は会社の有り難みを実感するという。なんて人間はわがままなんでしょうか。あはは。

じゃあ会社に行くかといっても外出自粛ですから不用意に出社するわけにも行きません。

じゃあこの状況をどう打開するかなと検討した結果、一時的に実家に帰ることにしました。実家に帰れば親の状況もわかるし、甥っ子と遊んで体も動かせます。テレワークも実家からできるので問題ありません。

テレワークで重要なものは音楽

前置きがクソ長くなりました。そんなわけで実家からテレワークを初めて数日。使っているパソコン、マウスも同じ物ですので快適にできるはずですが何かが足りません。そうです。音楽です。

ソニーのミニコンポ「PRO pixy ESPRIT」

皆さんミニコンポという言葉はご存知でしょうか?時は1990年代初頭。私が中学生のころです。ミニコンポの正確な定義はなかったと思いますが、当時音楽再生の主流であったCD、録音のためのカセットデッキ、アンプ、ラジオチューナー、そしてそこそこ大きめのスピーカーがセットになったものをミニコンポと呼んでいたと思います。

そして私が所有していたものがソニー製のミニコンポ、ピクシーシリーズの最高峰、MHC-J970EX。通称「PRO pixy ESPRIT」でした。

何が最高峰かっていうとウーハーは16 cmだけど特殊な回路が載っていて30cm相当の音が出るとかCDプレイヤーに特殊な回路が載っているとかピンケーブルで繋いで音質の低下を防いでいるとかいろいろありますが、何といっても最大の特徴はスピーカー上部についている四角い銀の板!これはエレクトロスタティックツイーターといって薄い膜を高電圧で振動させて主に高音域を響かせるスピーカーです。

当時の私はそんな機能の凄さは全く理解していなく単純に「このスピーカーの上に載っている四角い銀の板もスピーカーなの?!・・・。かっけぇー!!」と奇抜なデザインに一目惚れしたのでした。

発売は1993年。今でも覚えています。ヨドバシカメラの新宿西口大ガード店で親父に買ってもらいました。

現在のMHC-J970EX

久しぶりに実家に帰ってテレワークしていますが、音楽が足りない。作業に集中したい時は音楽は必須です。しかしスマホの小さいスピーカーでは物足りない。何か音が出せるものはないものかと実家を漁っていると・・・。

ほとんど忘れかけていたMHC-J970EXがありました。なつかしい・・・。

なかり埃をかぶっています。特にパンチングメタルの中は掃除した記憶がないので、26、7年間の埃が詰まっています。

とりあえずコンセントを繋いで鳴らしてみたところ、ちゃんと音が出ました!!25年以上前の電化製品が電源を繋ぐだけで復活するなんてやっぱり日本製品は素晴らしいですね。

肝心の音ですが、ウーハーからはちゃんと重低音が出ています。が、エレクトロスタティックツイーターからの高音域は出ていません。耳を当てるとかる~く鳴ってるような、鳴ってないような。そんな感じです。ツイーターは埃をかなり被っているので膜がちゃんと振動できていないのかもしれません。これはきれいに掃除をしたら音が出るようになるかも。というわけでMHC-J970EXを復活させることにしました。

まあ完全に復活しなくてもスマホのスピーカーよりは全然いい。何より学生時代に愛用していたミニコンポがまた使えるようになることに夢を感じます。

因みにスピーカー以外ではアンプ、CD、ラジオチューナーは問題なし。カセットデッキは動きませんでした。

今回はここまで。次回はきれいに掃除して、Bluetoothレシーバーを接続してスマホから音楽が聞けるようにしたいと思います。