Google Home MiniとNature Remoとダイキンのエアコン

Nature Remo活用シリーズ

0.開封編 1.ダイキンのエアコン 2.ダイキンのエアコン、その2
3.アイリスオーヤマのサーキュレーター 4.温度計 5.温度計、その2

前回、Google HomeとNature Remoは直接繋がらないと記載しましたが、それは嘘です(爆

実はGoogle HomeとNature RemoはGoogleアシスタントの拡張機能であるAction on Googleという機能を用いると直接接続することができます。設定も至って簡単で手軽に使うことができる一方、Nature Remoで使う場合、エアコンは一台まで、テレビも一台まで且つ、テレビの場合は音声コマンドもオンオフ、チャンネル、音量の操作のみと機能が限定されてしまいます。私はエアコン、テレビ、サーキュレーターと幾つかの家電をGoogle Homeで操作できるようにしようと考えていたので、エアコンはAction on Google、サーキュレーターはIFTTT経由と家電によってばらばらに設定すると煩雑になってしまう且つ、コマンドも限られるということで、Action on Googleではなく、全ての家電をIFTTT経由で操作することにしました。

まずはNature Remoのセットアップ

まずは前回、箱から開けたNature Remoの電源を入れてセットアップします。セットアップはAndroidアプリのNature Remoを使います。もちろん今回もChromebook ProにAndroidアプリのNature Remoをインストールしてセットアップします。

Google PlayからNature Remoで検索して公式アプリをインストールします。「このアプリはお使いの端末に最適化されません」と出ていますが、これはタブレット端末に最適化されていないだけで、Chromebook Proにインストール可能です。

アプリの初回起動。タブレット用に最適化されていないので左右に余白(余黒?)が出ますが動作に問題はありません。アカウント登録をタップします。

メールアドレスを入力。

指示通り、Nature Remoの電源を入れます。

まずはNature Remo本体がWifiアクセスポイントになり、Wifi経由でNature Remo本体に接続します。

Chromebook ProのWifi設定からNature Remoを選んでパスワードを入力します。

スキャン。

Nature Remo本体に接続できると今度は自宅のWifiに接続するためのパスワードを入力します。

Nature Remoにタッチ!

接続完了!

続いてNature Remoに名前をつけます。ダイニングルームなど置いておく場所の名前にするのが良いようです。

Nature Remoの準備が完了しました!

ダイキンのエアコンを登録

続いて早速、ダイキンのエアコンのリモコンを学習させます。右下の+ボタンを押します。

Nature Remoに向けてリモコンのボタンを押します。

するとこのようにダイキンのエアコンであることを認識してくれます。凄い!電源と記載がある部分をタップしてオンオフが出来れば登録完了です。

登録が完了した状態。これでNature Remoからダイキンのエアコンの操作ができるようになりました。

今回はここまです。次回は真骨頂、Google HomeとIFTTTとNature Remoでダイキンのエアコンを操作できるように設定します。

【Unboxing & Review】Google Home MiniとNature Remo

Nature Remo活用シリーズ

0.開封編 1.ダイキンのエアコン 2.ダイキンのエアコン、その2
3.アイリスオーヤマのサーキュレーター 4.温度計 5.温度計、その2

我が家にGoogle Home Miniがきて早4ヶ月が経とうとしています。使いこなしてるかって?そりゃ毎日活用してますよ。我が家のテレビにはChromecastが刺さっていますので、「ねぇグーグル、テレビつけて」と言うとテレビがつきます。それだけ?とお思いでしょうが、これが結構便利なんです。朝とか時間がないときに着替えながらつけたり消したりが便利ですね。あとリモコンが一人でどっか行っちゃう現象から開放されました。リモコンて時間がないときに限ってどっか行っちゃうんですよね。会社行かなきゃいけないのにリモコンが見当たらなくってムキーッ!ってなる状況が無くなったのは大きいです。

テレビだけじゃないかって?そんなことはないですよ。あとはアラームですね。「ねぇグーグル、アラーム8時に設定して」と言っておけば朝ポロンポロン鳴ります。あとはまあ、おはようとかただいまとかですかね・・・。

ちょっと実際にどんな風に活用しているか振り返ってみましょう。

Google Homeアプリからアクティビティを確認

Google Homeアプリの「メニュー」→「マイ アクティビティ」と進むとGoogle Homeの音声コマンドの履歴が確認できます。ここ最近の履歴を振り返ってみましょう。

2018年1月某日

えーと、まず朝は「おはよう」で「テレビつけて」と。そして会社行くので「テレビ消して」。帰ってきたら「ただいま」言って、「テレビつけて」そして「消して」「おやすみ」と。

別の日

「おはよう」から始まって「テレビつけて」「消して」。会社から帰ってきたら「ただいま」「テレビつけて」「消して」そして「おやすみ」と。なるほど・・・。

おはようとおやすみとテレビつけて消してしか言ってないやないかい!!

これはいけません。Google Homeの実力のまだ数パーセントしか使っていないような気がします。

という訳でもっと利活用するべく模索することにしました。

Google Homeの醍醐味はスマート家電との連携

Google Homeは単体での使用よりいろいろな家電と連携させて音声コマンドで操作するとより一層使い方が広がります。対応している家電はGoogle Homeのページに載っています。

しかし対応している家電はまだ数が少なく、またGoogle Homeでの操作のためだけに家電を買い換えるのは大変です。そこで登場するのが学習リモコンです。

学習リモコンとは?

学習リモコンとは従来の家電の赤外線リモコンの信号を学習し、一つのリモコンで複数の家電を操作できるようにしたものです。学習リモコン自体は従来のリモコンのようなボタンが沢山付いているものもあれば、見た目は信号を発信するセンサー部分だけで、操作はスマホのアプリを用いるものと大きく分けて2つあります。

Google Homeと学習リモコンの橋渡し役IFTTT(イフト)

Google Homeと学習リモコンはそのままでは繋がりません。橋渡しとなる重要なサービスがIFTTT(イフト)です。

IFTTT(イフト)とはいろいろなクラウドサービスを連携するためのサービスです。Google HomeはGoogleアシスタントと呼ばれる音声認識技術を持ったAIアシスタントのサービスであり、IFTTTにも対応しています。同様にIFTTTに対応している学習リモコンを用意することで、従来の赤外線リモコンで操作する家電をGoogle Homeから操作できるようになります。文章にするとややこしいので図で示すと以下のとおりです。

学習リモコンはNature Remo

IFTTTに対応した学習リモコンはいろいろな種類の製品があります。検索すると迷ってしまうほど出てきますが、私はいろいろ検討した結果、Nature Remoという学習リモコンを使用することにしました。

Nature Remo開封の義

早速、開封の義です。

パッケージ
パッケージ背面
パッケージを外したところ
同梱物

同梱物は左からマニュアル、本体、貼り付け用テープ、電源ケーブルとアダプタです。

本体
通電してランプが光ってるところ
Google Home Miniと並んだところ

これから仲良くするんだぞ。

今回はここまでです。次回はGoogle Home Mini + IFTTT + Nature Remoでエアコンを音声操作するためにやったことの紹介です。

【Unboxing & Review】Logicool Spotlight Wireless Presentation Remote

プレゼンテーションにおける三種の神器

プレゼンテーションにおける三種の神器は「大袈裟にジェスチャーするための腕」と「無駄に壇上を歩き回る足」と「スライドを進めるためのリモコン」です。

私は長年、ごく普通のポインター兼リモコンを使用していました。ポインターの色は赤、進む、戻るのボタンのみ、単4電池で駆動と今となっては旧来型のタイプです。

ですが、先日使用していたところ急にポインターが光らなくなりました。後から確認ところ問題なく光っていましたが、大事なプレゼンの途中であたふたしてしまいました。プレゼンの極意は壇上で堂々と振る舞うです。途中であたふたするなんて言語道断です。

yakkun

また同じようなことがあっては困るな。旧来型だし新しいのに買い換えよう

という訳で、プレゼン用リモコンを新調することにしました。

Logicool Spotlight Presentation Remote

調べてみたところ最近のポインター兼リモコンはいろいろなタイプがあることが分かりました。指にはめるタイプや小さいトラックパットがありマウス操作が出来るもの、また電源は電池ではなくバッテリー内蔵でUSB充電するものが多いというのが分かりました。

その中で際立って異色を放っている製品がありました。LogicoolのSpotlight Presentation Remoteです。なんとこの製品、レーザーポインターではなくソフトウェアで画面上にポインターを映し出すとのこと。またそのポインターがスライドの拡大、縮小も出来るらしい。これは凄い。なんの迷いもなくこれにすることにしました。

yakkun

製品はこれにしよう。あとは色だな。ゴールド、グレー、シルバー、レッドの4色か。リモコンが目立ってもしょうがないからゴールドとレッドはやめておこう。ここは無難にシルバーにしよう

という訳でシルバーに決定。Spotlightのシルバー型番はR1000SVです。早速ネットで購入しようしましたが、どこにも見当たりません。ゴールドなどその他の色はアマゾンなどで見つけられますが、シルバーはどこにもありません。詳しく調べたところシルバーはAppleストア限定色とのこと。意味が分かりません。何故シルバーだけAppleストア限定なのか。意味が分かりません。Appleストアなんて行ったことありません。

人生初のAppleストア体験

そんな訳で思いがけずAppleストア初体験です。元来、私はApple製品に縁の無い人生を送っていました。そんな私ですから当然Appleストアなんて行ったことありません。しかしシルバーはAppleストア限定色。仕方ありません。銀座のAppleストアに行くことにしました。

人生初のAppleストアは、店に入っても売り場案内の看板がないとかエレベーターの乗り方が分からないとレジが無いとかいろいろ戸惑いましたが、なんとかSpotlightのシルバーをゲットしました。価格は定価の\12,880でした。

開封の義

前置きが長くなりましたが、まずは開封の義です。

パッケージ前面

パッケージ背面

白を基調としたパッケージです。

開封したところ

本体と付属品

本体と付属品です。左からSpotlight本体、充電用USB Type-Cケーブル、ケースです。

本体下の出っ張りを引き抜くとレシーバーになるUSBドングルが出てきます。その奥にUSB Type-C接続端子(メス)があり、充電する格好になります。これならUSB Type-Aで充電よかったような・・・。更に謎なのがケースには本体しか入らず、充電ケーブルと一緒に保管できません。よく分からないなぁ。

専用ソフトウェアをインストール

さてChromebookでといきたいところですが、Spotlightの専用ソフトウェアはWindows及び、MacOSとなりChromebookは対応していません。しかし本製品、Chromebookでも機能制限はありますが利用可能です。それは後ほど。

まずは、手持ちのWindows 10マシンに専用ソフトウェアをインストールします。専用ソフトウェアはロジクールのサイトからダウンロード出来ます。

次にUSBレシーバーを挿入。これで利用可能になります。

専用ソフトウェアの設定

ポインターの設定画面

まずはポインターの設定です。ポインターは円で表示されます。円の大きさを変更することができ且つ、ポインターを表示した際、周りが暗転します。その暗転の輝度も調整出来ます。

カスタム設定画面

本体真ん中の一番大きい「進む」ボタンの長押しした際の動きをカスタマイズ出来ます。

さあ、やってみよう。ソフトウェアでのポインター表示

プロジェクターに映した図

こちらが目玉機能のソフトウェアによるポインターを使用した際のプロジェクターの画面です。

仕組みはイマイチよくわかっていないですが、恐らく何らかの加速度センサーが本体に搭載されており、傾きを検出していると思われます。なので、どの方向を向いていようが、どの角度で持っていようが、ポインターボタンを押した瞬間に画面の中心にポインターが表示され、上に向ければポインターも上に移動し、下に向ければ下に移動するといった感じです。

また直前のポインター位置が記憶され、二度目にポインターボタンを押した際は、同じ位置に表示されます。

最初は戸惑いますが、慣れれば問題なく使用できます。特に遅延もないので通常のレーザーポインターと同じように使用できます。

拡大機能はダメ。

ポインターを使用した際、ポインター内部を拡大表示する機能も持ち合わせています。が、この機能は残念ながら改良の余地ありです。拡大は出来ますが、拡大したままポインターを動かすとカクカクしてしまいます。拡大表示の処理が追いついていないように思われます。

私のWindows 10マシンはVaio Z Canvasです。こいつはなかなかのモンスターマシンでCore i7、16GBメモリ、SSDといったスペックなのでマシン処理が追いついていないという訳では無さそうです。恐らく専用ソフトウェア側の作りに問題がありそうです。今後のバージョンアップに期待です。

ポインター機能は先進的でグッド。でも使い所は難しい

ソフトウェアによるポインター機能は非常に良好です。一番効果を発揮するのは複数の投影画面があるようなある程度大きな会場の場合です。これまではレーザーポインターを使っても一つの画面でしか指し示すことが出来ず他の画面を見ている人は「どこ指してんだ?」となってしまいますが、この機能を使えば全ての投影画面でポインターを表示することが出来ます。

しかし難しい部分もあります。このポインター機能が先進的すぎるところです。先日早速、Spotlightを使ってプレゼンしてみましたが、ポインター機能を使った途端、聴衆が「お!?今のなんだ!?」とプレゼン内容そっちのけでポインター機能に興味津々になってしまいました。これは「プレゼン資料にアニメーションを沢山入れてはいけない」と言われるのと同じでスライドにアニメーションばかり入れると、アニメーションばかりに気になって内容が全く入ってこないのと同じです。

なので、このポインター機能、かっこいいのですがここぞという時以外の使用は控えた方がいいかもです。また暗転の度合いも少ない方がインパクトが少なくなるのでオススメです。

Chromebook Proでの使用

本製品は対応OSにChromeOSと記載があります。もちろん試してみました。

Chromebook ProはUSB Type-Aポートはありませんのでレシーバーは使えず必然的にBluetooth接続になります。セットアップは非常に簡単です。

  1. Chromebook ProでBluetoothをオンにする
  2. Spotlightのポインターボタンと戻るボタンを同時押し

これでペアリングが完了します。

ペアリングした図

ChromebookでPowerPointを表示する方法は3つ

私はもっぱらプレゼン資料の作成はMicrosoft PowerPointを使用しています。Spotlightの動作確認もPowerPointで行いました。

2018年2月現在、Chromebook ProでMicrosoft PowerPointを使う方法は3つあります。

  1. ブラウザからOffice Onlineを使う
  2. AndroidアプリのMicrosoft PowerPointアプリを使う
  3. Googleスライド形式に変換して使う

結論からいうと、3つの方法全てでSpotlightを使うことが出来ました。もちろん専用ソフトウェアは使えませんのでポインター機能は使うことは出来ませんが進む、戻るは問題なく使えます。

AndroidアプリのMicrosoft PowerPointでの全画面表示

Googleスライドでの全画面表示

画像では分かりにくいですが、AndroidアプリのMicrosoft PowerPointアプリを使用したほうがきれいに表示できます。

以上、Logicool Spotlightレビューでした。