Smart LockでSmartにLockを解除しよう!

パスワード入力、面倒くさいですよね。パソコンを開けるたび、スリープから解除するたびに毎回毎回入力するのが面倒くさいです。いっその事パスワードなんて設定しないでおくか。といきたいところですが、それはそれで不安です。そんな煩わしさと不安を一気に解消してくれるのがGoogleが提供するSmart Lockです。

Google Smart Lockは三種類

 Smart Lock for Android

Android搭載のスマートフォンで使用できる機能です。自動でスマホのロックと解除ができます。

Smart Lock for Chromebook

Andoroid搭載のスマートフォンと連携して、Chromebookのロックの解除ができます。

Smart Lock for  Passwords

ブラウザのChromeとAndroidアプリの各種パスワードを記憶及び、自動入力ができます。

詳しくはこちらにまとまっています。今回はSmart Lock for Chromebookを使用してセキュリティを保ちつつ、Chromebook Proのパスワード入力の簡素化を目指したいと思います。

Smart Lock for Chromebookの要件

Smart Lock for Chromebookを使うための要件は以下のとおりです。この動作要件をクリアしていないと機能しません。

Androidスマートフォン Android 5.0以上を搭載していること

Bluetoothを搭載していること

Chromebook Chrome OSのバージョンが40以上であること

Bluetoothを搭載していること

Chromebook Proは上記の要件をクリアしています。また解除に用いるAndroidスマートフォンは私の愛用機であるMotorolaのMoto Zを使用します。

Androidスマートフォンの設定

Androidスマートフォンの設定は至って簡単です。Bluetoothをオンにするだけです。

Chromebookの設定

Chromebookの設定は以下の手順で行います。

まず始めに「設定」から「画面ロック」に進んでこちらの設定画面を開きます。

赤枠で囲ったSmart Lock for Chromebook(ベータ版)の「設定」をクリックします。

するとSmart Lock for Chromebookのダイアログが出るので、「スマートフォンを検出」をクリックします。この時、スマホを手元に持ってくるのを忘れないようにします。

するとこのように自分のスマホが出てくるので間違いなければ「このスマートフォンを使用」をクリックします。

設定が完了しましたと出ます。簡単ですね。「Smart Lockを使ってみる」をクリックすると練習ができるのでやってみます。

するとロック画面が出ます。鍵マークは緑でロックが解除されたアイコンになっています。写真をクリックしてくださいと出ているので自分のアイコンをクリックします。

すると元の画面に戻ります。これでSmart Lock for Chromebookの設定は完了です。

補足設定

ロックを解除するためのスマートフォンがどの位離れていても解除できるかの強度の設定ができます。自分がどのようにロックを解除したいか(カバンの中に入れても解除したいとか、隣に置かないと解除できないようにしたいとか)と電波の強度を試しながら最適な設定を探します。

更に便利に

ここまでの設定でSmart Lock for Chromebookの設定は完了しました。これで自分のスマホがロック解除状態であれば、Chromebookはアイコンをクリックするだけでロック解除できます。

これだけでもかなり便利になりますが、更に便利にする方法があります。それはSmart Lock for Androidとの組み合わせです。

Smart Lock for Androidでは位置情報を用いてロックを自動で解除することができます。私はこの機能を用いて自宅付近ではスマホのロックを自動で解除できるように設定しています。そうするとスマホだけでなく、Chromebookも自宅ではアイコンをクリックするだけでロック解除できるようになっています。

外出先などではスマホのロック解除と連動してロックがかかり、自宅ではロックなしでChromebookを使用できるという、セキュリティを保ちつつパスワード入力の面倒くささから開放されました。

Google Home MiniとNature Remoとアイリスオーヤマのサーキュレーター

Nature Remo活用シリーズ

0.開封編 1.ダイキンのエアコン 2.ダイキンのエアコン、その2
3.アイリスオーヤマのサーキュレーター 4.温度計 5.温度計、その2

暑い。あついです。6月だというのに暑い・・・。

そんなときに役立つのがサーキュレーターです。エアコンの風を部屋中に拡散してくれる頼もしいやつです。そんな頼もしいやつもGoogle Homeで音声操作できるようになったら最高!ということで、今回は赤外線リモコン付きのアイリスオーヤマのサーキュレーターをGoogle Home Mini + IFTTT + Nature Remoで操作できるように設定します。

出典:アイリスオーヤマ公式サイト

PCF-C15 強力コンパクトサーキュレーター リモコン首振りタイプ

今回登録したサーキュレーターはこちらの製品です。目玉おやじっぽいかわいいやつです。

まずはNature Remoにサーキュレーターを登録

まずはNature Remoからサーキュレーターを操作できるように赤外線リモコンの信号を学習させます。学習はエアコンの登録と同様、AndroidアプリのNature Remoを起動し、右下の「+」ボタンを押して下の画面になったらNature Remoに向かってリモコンのボダンを押します。

この画面になったら学習させたいリモコンのボタンを押します。

Nature Remoがリモコンの信号を認識するとこの画面に変わります。名前とそれに関連するアイコンを選び保存します。この画像は電源ボタンを押したときの画面で「電源」と名前を付けつつ、電源っぽいアイコンを選択しています。

この「+」を押してリモコンのボタンを押して名前を付けるという作業をひたすら繰り返し、音声操作させたいリモコンの信号を登録していきます。アイコンは何でもいいのですが、それっぽいのを選択しておくとあとで設定を見直したときに分かりやすくなります。

ここで一度動作確認!!

さて、一通りリモコンの登録が終わったらさっさとIFTTTの設定にいきたいところですが、ここでちょっと待ったです。

このタイミングで一度、Nature Remoアプリからサーキュレーターが想定通り操作できるか試してみるのが大事です。なぜならここで動作確認をせず IFTTTの設定を済ませ、音声操作を試したとき上手くいけばよいですが、動作不良の場合Nature Remoにリモコンの登録が失敗しているのか、IFTTTの音声コマンドがちゃんと認識されないのか切り分けに難儀します。

Nature Remoの動作が問題なければ続けてIFTTTの設定

続いてIFTTTの設定です。こちらもエアコンの登録同様、ログイン後、「My applets」から追加します。

①「My Applets」から②「New Applet」をクリック

①「+this」をクリック

①「google」と検索して「Google Assistant」をクリック

始めにトリガーを選択します。①「Say a simple phrase」を選びます。

発声する音声コマンドとGoogle Homeからの返答を設定します。まずは電源オンを登録しますので、①「扇風機つけて」としGoogle Homeからの返答は②「扇風機をつけます」と喋ってもらいます。③は「Japanese」とします。

「サーキュレーターつけて」にしようと思ったのですが、用途は扇風機だし、扇風機と呼んだほうが日本人ぽいのでそうすることにしました(意味不明

続いて①「+that」をクリック

①「nature」と検索すると②「Nature Remo」が出てくるのでクリック

サーキュレーターの場合のChoose actionは①「Control home appliances」を選びます。

すると登録済みの機器とリモコンの信号に関連付けた機能一覧が出てきます。今回は電源オンなので①「扇風機 – 電源」を選びます。

 

最後に①「Finish」をクリックして登録完了です。

あとは同様の手順を繰り返してIFTTTに登録していきます。尚、電源などのトグルになっている信号は、発声する音声コマンドを「扇風機消して」と変えてChoose actionは同じものを選ぶことで電源オフも設定できます。

さあやってみよう。音声コマンド

早速やってみましょう。

yakkun

ねぇグーグル、扇風機つけて

グーグルホーム

扇風機をつけます

出典:アイリスオーヤマ公式通販サイト

涼しいぃ〜〜。

素晴らしい、登録成功です。至って簡単ですね。

コツというと大げさですが、すべてのリモコン操作をNature RemoとIFTTTに登録する必要はないということです。リモコンの信号を一つ一つ学習させるのも骨が折れますし、実際サーキュレーターを音声操作したい場面は電源のオンオフぐらいで、風を強くしたり首振りにしたいときは言葉を発するより手で操作する方が早かったりします(爆

新たな機器を登録するときは、どの操作を音声でやりたいか想像してから設定するほうが、無駄な労力を使わずにすみます(笑

Google Home MiniとNature Remoとダイキンのエアコン、その2

Nature Remo活用シリーズ

0.開封編 1.ダイキンのエアコン 2.ダイキンのエアコン、その2
3.アイリスオーヤマのサーキュレーター 4.温度計 5.温度計、その2

さて、前回の続きです。Nature Remoからダイキンのエアコンを操作できるようになったので、次はGoogle HomeとNature RemoをIFTTTで連携させて、ダイキンのエアコンをGoogle Homeの音声コマンドで操作できるようにします。

まずはIFTTTに新規登録

まずは IFTTTにアカウントを作成します。

①の「Sign in」をクリックし、アカウントを作成します。作成は画面の指示に従っていけば迷うことはないでしょう。

続いてエアコン用の新アプレットを追加

次にエアコン用の新アプレットを追加します。新アプレットの追加は「My Applets」から行います。

①「My Applets」から②「New Applet」をクリック

①「+this」をクリック

①「google」と検索して「Google Assistant」をクリック

①「Connect」をクリック

すると「Google音声コマンドの管理」にアクセスするためのポップアップが出てくるので①「許可」をクリック

始めにトリガーを選択します。エアコンのオンオフであれば①「Say a simple phrase」で問題ありません。

①に発声するコマンドを入れます。今回はエアコンの電源を入れたいので「エアコンつけて」にします。optionalは入れても入れなくてもどっちでもいいです。②にGoogle Homeが①の音声コマンドを受け付けた後に返答として発声してほしい文言を入れます。今回は「エアコンをつけます」と喋ってもらいます。③は「Japanese」を選択します。

続いて①「+that」をクリック

①「nature」と検索すると②「Nature Remo」が出てくるのでクリック

すると今度はNature Remo連携のための確認メールを送ったよと出るので

メールを開いて①「許可する」をクリックします。

するとChoose actionを選ぶ画面になるので①「Turn on air conditioner」をクリック

①「Finish」をクリック。これでGoogle Homeからエアコンの電源オンができるようになったはず!

さあやってみよう。音声コマンド

ここまで設定すると電源オフの設定は後回しにして、早速音声コマンドでエアコンをオンにしてみたくなっちゃいます。これは人間の性です。というわけで早速実行してみます。

yakkun

ねぇグーグル、エアコンつけて

グーグルホーム

サーモスタットがまだ設定されていません。グーグルホームアプリからサーモスタットを云々かんぬん

yakkun

・・・。どういうこと?!

そうなのです。実はGoogle Homeには(正確にはGoogle Assistantには)予約語(正式名称は分かりません)というのがあり、「エアコンつけて」や「ライトつけて」といった日常的に使うであろう標準的な音声コマンドはGoogle Homeと正式連携?できるスマート家電用に予約されており、Google Home内での処理が優先されIFTTTまでコマンドが飛ばないのです。

仕方ありません。予約語に被らないように音声コマンドを設定し直します。

被らない音声コマンドとして今回は①「暖房つけて」にしました。Google Homeからの返答も②「暖房をつけます」にします。

さあ、気を取り直してやり直し

では早速、発声してみます。

yakkun

ねぇグーグル、暖房つけて

グーグルホーム

暖房をつけます

成功です!音声コマンドでエアコンの電源オンができるようになりました!

同様の手順で電源オフも設定します。

電源オフは①「暖房消して」②に「暖房を消します」とします。

yakkun

ねぇグーグル、暖房消して

グーグルホーム

暖房を消します

OKです!電源オフもできました。

これでGoogle Homeを使ってダイキンのエアコンの電源オンオフができるようになりました。コツはGoogle Homeの予約語に被らないように音声コマンドを設定することですね。それさえ気をつければ簡単に設定できます。