【安全第一主義】イスラエルに聖地を見に行こう! 〜 事前勉強編 〜

【目次】イスラエルに聖地を見に行こう!シリーズ

0. 計画編 1. 準備編 2. 事前勉強編

初めて行く土地は事前にその土地の歴史などを調べておくと訪れたときにより一層、感動が大きくなります。特にイスラエルのような世界遺産(文化遺産)が多い土地に行く場合は、その土地の歴史や文化、宗教、歴史的建造物の成り立ち(いつ、誰が、どのような目的で作ったのか)などを予め学んで行くことを強くお勧めします。

映画で学ぼうイスラエルの歴史

そうはいっても今から歴史を学ぶのも面倒くさいですし(爆)中学校の世界史の教科書を引っ張り出してきても全部忘れてしまっていてチンプンカンプンです(核爆)。そこで登場するのが映画です。イスラエル含む中東を舞台にした映画はたくさん作られています。というわけで私はサクッと映画で学ぶことにしました。主にアマゾンプライムビデオとネットフリックスで簡単に観れる映画を紹介したいと思います。

【注意】

日本で観れる中東を舞台にした映画はやはり欧米目線というか所謂、西側諸国から見たアラブ諸国を描いているものが多い印象です。特に宗教、戦争に関するものはそれが濃く出ている印象ですので、あくまでも一つの参考として捉えるのが大事かなと思います。

サン・オブ・ゴッド

イエスキリストの生涯を描いた作品です。キリストの誕生から受難、復活までが描かれています。イスラエルにはイエスキリストのゆかりの土地、建物が沢山ありますのでこの映画は出発前に必ず見ましょう。

パッション

イエスキリストの受難を描いた作品です。パッションは「受難」という意味です。映画の後半のほとんどはキリストが十字架を背負って歩く描写と磔刑までが描かれています。エルサレムには今もキリストが十字架を背負って歩いた道がヴィア・ドロローサという名で残っています。必見です。

十戒

旧約聖書の出エジプト記を題材にした作品です。モーセが海をワーと真っ二つに割るシーンは有名ですね。モーセの生涯、十戒の授かりなどが描かれています。後のエルサレム神殿、現在の神殿の丘がある場所に、十戒を収めた契約の箱が安置されていたという伝説があります。

エクソダス:神と王

十戒と同じ出エジプト記を題材にした作品です。2014年にリドリースコット監督によって撮影されました。物語は十戒と同じですので、リドリースコット好きなら観て損はありません。

ノア 約束の舟

旧約聖書に出てくるノアの方舟伝説の映画です。場所がはっきりしていないのでイスラエルとは直接関係ないかもしれませんが、旧約聖書の有名な物語なので観ていて損はありません。

オペレーション・フィナーレ

アイヒマンとモサドを描いた作品で、事実に基づく映画です。イスラエルとホロコーストは切っても切れない関係なので、観ておくのがいいでしょう。ネットフリックスで観れます。

コードネーム エンジェル

中東戦争の一部を描いた作品です。なかなか難しい作品ですが、アラブ諸国は昔から争いが絶えないということが分かります。こちらもネットフリックスで観れます。

倒壊する巨塔 アルカイダと9.11への道

むちゃくちゃ面白いです。9.11が起こるまでの情報合戦が描かれています。

ゼロ・ダーク・サーティ

9.11後のビンラディン殺害までを描いています。クールです。

ネイビーシールズ:チーム6

ビンラディン殺害作戦「ジェロニモ作戦」の詳細を描いています。カッコいいです。

ワールド・ウォーZ

イスラエルの壁が出てきます。

おすすめ映画は以上です。なんか途中からイスラエルそっちのけでアメリカ万歳になってますし、最後はゾンビ映画です。これで勉強になっているかなぁ。

大丈夫です。事前知識としては十分です。ゼロ・ダーク・サーティはイスラエル郊外とパレスチナの雰囲気に似てますので観ておいて損はないです。

事前勉強も済んだので(ほんとか?)、次回は出発編です。

 

【安全第一主義】イスラエルに聖地を見に行こう! 〜 準備編 〜

さて、行くことも決めて旅程も組み終わりましたので、旅の準備に入ります。一般的な海外旅行の準備はするとしてここでは私がイスラエル旅行で有益だったこと、準備しておいてよかったことを上げたいと思います。

たびレジ

たびレジは外務省が提供している海外安全情報無料配信サービスです。渡航する地域と期間を登録することで、その地域で起きた犯罪情報や注意喚起などの最新情報がメールで送られてきます。【安全第一主義】でなくても必ず登録するようにしましょう。

外務省 海外安全ホームページ

外務省 海外安全ホームページは外務省が提供している、国、地域別の安全情報提供ページです。出発する前からこまめにチェックするようにしましょう。因みにイスラエルは場所によって「レベル1 十分注意してください」もしくは「レベル2 不要不急の渡航は止めてください。」になっています。(2019年8月現在)

在イスラエル日本国大使館の安全情報

在イスラエル日本大使館のホームページにある領事・安全・医療情報も出発前に見ることをおすすめします。特に安全の手引は出発前に必ず目を通しましょう。大変ためになります。また何かあった際は大使館のお世話になる可能性があるので住所を控えておくのを忘れずに。

ビザとパスポート

2019年8月現在、3ヶ月以内の観光目的の日本国民はイスラエル入国にビザは必要ありません。が、情勢によって変わる可能性もあるので、必ず駐日イスラエル大使館に確認するようにしましょう。またパスポートの残存有効期間は入国時に6ヶ月以上必要という情報もあるので、余裕をもって準備しましょう。

電源コンセントの形状と電圧

イスラエルのコンセント形状は円形の三つ穴で、電圧は220Vです。

テルアビブのホテルにて

特殊な形状をしていますが、いわゆるCタイプのコンセントが利用できます。また電圧は220Vなので必要に応じて変圧器が必要です。

私はPC、モバイル電源ともに240V入力まで対応の充電器を持っていたので、形状の変換だけで良かったので以下の世界共通変換プラグを持っていきました。

セキュリティーポーチ

現金やクレジットカード、パスポートなど貴重品をお財布代わりに肌身離さず持ち歩ける便利なアイテムです。イスラエル特有というわけではないですが、海外旅行の際はあった方が安心です。イスラエルでは気温が高く薄着になりがちですので、できるだけ薄く目立たないもの、直接肌に触れても問題ない素材で出来ているものを選ぶとよいでしょう。当たり前ですが貴重品を入れるのでこれが壊れたら意味ありませんので、ケチらずに品質重視で選びましょう。私は東急ハンズのhands+ セキュリティーポーチを購入しました。頑丈で汗に濡れても問題ありませんでした。おすすめです。

日焼け止めと塩飴

イスラエルといえばテロなどの脅威に目が行きがちですが、実はもっと身近な脅威として熱中症があります。イスラエルは気温が高く日差しが非常に強いです。日焼け止めと塩飴を持っていくのがいいでしょう。私も塩飴舐めてなかったらヤバかったかもという場面が何度かありました。持っていって損はありません。

保湿クリームとリップクリーム

乾燥しています。夜寝る前はたっぷり保湿クリームを塗りたくります。

準備編は以上です。次回は事前勉強編です。

 

【安全第一主義】イスラエルに聖地を見に行こう! 〜 計画編 〜

イスラエルに行ってみたい!

昔からなんとなくそう思っていました。なぜそう思うのかって?そりゃあ聖地エルサレムがあるからさ。

元々、戦争映画が好きで昔からよく観ていました。一番好きなのはプライベート・ライアン。プライベート・ライアンはあんまり関係ないかもしれませんが、人類は戦争を繰り返しています。戦争をする理由はさまざまですが、大きな要素の一つに宗教による思想の違いというがあります。信じる神が違うこと、思想が違うことで批判したり争ったり、その結果、迫害したり殺し合ったりもしています。

しかしエルサレムはユダヤ教、キリスト教、イスラム教の3つの宗教の聖地が約1平方キロメートルの中に密集しているというではないですか。一体、これはどういうことなんだ?ネットで調べたり本で読んだりしてもエルサレムは安全、仲良くやっているみたいなことが書かれていますが本当か?中で暮らしている人はどうやって住み分けているのか?仲良くやっているのか、本当はいがみ合っているんじゃないか、見えない壁があるんじゃないのか?

そんな本当のところは行ってみないと分からない!エルサレムの空気を肌で感じてみたい!!

というわけで、イスラエル行ってきます。

安全は何事にも優先する

とはいってもイスラエルのイメージと言えば危険(爆)

イスラエルというかパレスチナというかあのへんはなんとなく危ないイメージがあります。パレスチナ問題とかガザ地区とか空爆とか。そんなニュースも目にします。家族にイスラエル行ってくわ。と言って、いってらっしゃーい、お土産はハムサねーと返ってくるケースは少なく、大丈夫なの?という反応の方が多いと思います。中にはジャーナリストと間違われてテロリストに拉致らて首チョンパされる動画がyoutubeに上がるところまで一気に想像する人もいるようです(実話)

というわけで今回の旅のテーマはズバリ「安全第一」

安全は何事にも優先する。これが今回の旅のテーマにしました。多少お金がかかっても、多少手間が増えても安全な方法を取る。旅の計画、旅の途中で迷うことがあれば安全な方を選択する。今回はこれを徹底することにしました。

まずはザックリ計画を立てる

旅のテーマも決まったところでまずはイスラエルで行きたい場所、やってみたいことをざっくり決めます。具体的にどんな場所があるのか、行き方はどうするのかは海外旅行の定番書「地球の歩き方 イスラエル」が一番良いと思います。

イスラエルでやりたいことリスト

  • エルサレムでやりたいこと
    • 聖墳墓教会でイエスの墓を見る
    • 悲しみの道を歩き思いを馳せる
    • ダビデの塔でプロジェクションマッピングを見る
    • 嘆きの壁で歴史を感じる
    • 岩のドームを見る
    • 新市街、マハネ・イェフダ市場に行って食べ歩きをする
    • オリーブ山に行ってダビデ廟、昇天教会を見る
  • パレスチナ(ベツレヘム)
    • 降誕教会に行ってイエスの生まれた場所を見る
  • テルアビブ
    • 地中海で泳ぐ
    • 白い街を散策する
    • カルメル市場で食べ歩きをする

大体このくらいとしました。イスラエルといえば死海やマサダなど他にも定番コースもあるようですが、今回の旅の目的は聖地エルサレムを肌で感じることなので、欲張らずじっくりエルサレム観光に当てることにしました。

旅行会社で相談

さてやりたいことが大体決まったので、旅行会社の窓口に行って相談です。が、なんか高い!

そうなのです。大手旅行会社はイスラエルツアーはあるにはあるのですが、そんなに行く人がいないのか、別に割安感はありません。個人でホテルと飛行機を手配するのとそんなに変わりません。またツアーなのでエルサレム観光も1日ないし2日で終わって死海や隣国ヨルダンに行くケースが多いことが分かりました。

旅行会社のツアーで行くほうが安全に決っているのですが、自分がやりたいことが出来ないのでは意味がありません。値段もそんなに変わらないとなると、ここは個人旅行で自分のやりたいことを目一杯やって後悔ない旅にしようと決めました。

因みにどの旅行会社の人もホテルは安全のためにランクの高いホテルにするべきを仰っていたので、参考にさせてもらいました。予約しないのにすみません。ありがとうございます。

旅程決定!

いろいろ検討して旅程が決定しました。私はいつも長期の旅行する場合はGoogle Spreadseetで旅程を作ります。ここに大公開します。

 

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1hG5fTskltOYoM0E8JPWkH5ecH3RAhEvfbSugTQ2b2kc/edit?usp=sharing

凡その旅程は以下のとおりです。

  • 空路はイスタンブール経由のターキッシュエアラインズ
  •  エルサレム
    • ホテルは旧市街、新市街ともに徒歩圏内にあるマミーラホテルをチョイス
    • 移動は基本徒歩。オリーブ山など徒歩圏外はタクシーを利用
    • パレスチナ(ベツレヘム)へはテルアビブ移動の際、タクシーで寄ってもらうことにする
  • テルアビブ
    • 基本はのんびり、街歩きと海水浴でゆっくり過ごす

安全第一主義なので移動は基本、徒歩とタクシーです。個人旅行ですが、無理のないスケジュールにしたので大丈夫でしょう。因みにこのスケジュール表は目的地にGoogleマップのリンクを埋め込んでいるので道に迷ってもクリックするだけであとはGoogleマップに従うだけで到着できます。

無事旅の計画が出来たので次回は準備編です。