【目次】イスラエルに聖地を見に行こう!シリーズ
0. 計画編 | 1. 準備編 | 2. 事前勉強編 | 3. 出発編 |
4. 入国編 | 5. マミーラホテル | 6. ヴィア・ドロローサ編 | 7. 聖墳墓教会 |
さて前回からの続きです。早速、聖墳墓教会の中に入ってみましょう!
こちらが入り口です。入り口には係員がいて荷物をチェックするということもなく、誰でも自由に出入りができます。尚、聖墳墓教会はキリスト教のいろいろな教派が共同で管理している建物とのことです。
また、エルサレムの宗教施設全般に言えることですが、日本の観光地にあるような「入口」や「順路」「説明が書いてある看板」などは一切、ありません。観光地ではなくあくまでも宗教施設のためと思われます。
入ってすぐに「終油の石」と言われる石の板があります。これは十字架にかけられたイエス・キリストを降ろし、布にくるんだときに使った石板とのこと。皆ここで跪き、石板に額を当てます。私もやりました。
「終油の石」の後ろにはその場面を描いた大きなタイル画があります。
終油の石を左に進むと小さな聖堂があります。これがイエス・キリストの墓です。素晴らしい装飾です。
お墓は5mぐらいの正方形をしており、その周りを円形の聖堂が覆っています。
ここは本当に荘厳で幻想的な場所です。ここが聖地であるというのは歴史を知らなくても肌で感じ取れると思います。お墓があるということはイエス・キリストはやはり実在した人物なんですよね。
この中にも入れます。中は2部屋になっていて、奥の部屋に石棺のようなものがあります。非常に狭く5人ずつぐらいのグループになって順番に見学できます。
私は入る直前に前のグループの様子を伺いましたが、見学という感じではなく皆、跪き祈りを捧げていました。そりゃそうです。ここは観光施設ではなくキリスト教最大の聖地なのです。
私も中に入ったときは周りを直視できず、見よう見まねで跪いて十字を切って祈りました。1分ほど祈った後にやっと周りの装飾などを見る余裕ができました。
ここでイエス・キリストが埋葬され、また復活した場所なんだなと思うと、言葉では表現できない感動と言うか圧倒される感覚になります。
お墓の向かいは広いホールになっています。
「終油の石」の右にある階段を上がると、天井に装飾がたくさんある場所に行けます。
そしてその先にイエス・キリストが十字架にかけられた場所があります。ここがゴルゴダの丘なのです。この祭壇の下に十字架を立てかけたと言われる穴があります。
ここは本当に神聖な場所という雰囲気があり圧倒されます。
ここは皆の雰囲気、祈り方を見る限り本当にキリスト教徒のための場所なんだなと改めて感じました。私は興味本位で見るべきではないと感じ、祭壇の下を見る列には並ばず、遠くから見るだけにしました。
以上で聖墳墓教会編は終わりです。
因みに私が行った時にたまたまお墓の前で礼拝をしており、すぐに中には入れませんでした。が、その礼拝は誰でも参加できるようで、私も参列してみました。礼拝が終わった後、周りの人同士で握手をしているのですが、私も両隣の外国人から握手を求められ握手しました。こういったオープンな雰囲気もキリスト教がこれほどまで広まった理由の一つなのかなとも感じました。
聖墳墓教会はどこにあるの?
名称: | 聖墳墓教会 |
住所: | Jerusalem |
次回はユダヤ教の聖地、嘆きの壁編です!