【目次】イスラエルに聖地を見に行こう!シリーズ
0. 計画編 | 1. 準備編 | 2. 事前勉強編 | 3. 出発編 |
4. 入国編 | 5. マミーラホテル | 6. ヴィア・ドロローサ編 | 7. 聖墳墓教会 |
8. 嘆きの壁 | 9. 神殿の丘 |
続いて向かうのは神殿の丘(The Temple Mount)です。嘆きの壁のすぐ隣なので続けて訪問するのがいいでしょう。
入口です。入口は嘆きの壁に向かって右側にあります。早速ここで荷物検査が行われます。
荷物検査を抜けると木製の通路を渡ります。この通路、支える支柱も細く、若干弱々しく見えます。大勢の人が訪れる神殿の丘への通路にしては貧弱だな思って後で調べたら、この通路は仮設通路らしいです。本来は立派な通路を作る予定のようだが、宗教施設であること、イスラエルの中にあるイスラム教徒の施設であることなどいろいろな理由で工事が一向に進まないそうです。
通路の中。
通路は嘆きの壁の上を通ています。嘆きの壁は左が男性用、右が女性用で、女性用の上を通過する格好です。こう見ると男性は立って壁ギリギリに向かって祈っていますが、女性は椅子に座って間隔を空けてお祈りしているという違いが分かります。
嘆きの壁の反対側はどうなっているのかというと、結構崩れています。発掘作業の途中なのかは分かりません。
通路を抜けると広々としてた空間に出ます。あの旧市街の窮屈さとは一変して大きな空間です。そして私はここで機関銃を持った警官に「No!! Shorts!!!」といきなり注意されました。基本的にエルサレムの宗教施設を訪れるときは長袖、長ズボンの着用が必須です。が、この日は大変暑く、私は短パンで出かけていました。入る前に長ズボンを上から着られるよう鞄に忍ばせていたのですが、すっかり忘れて神殿の丘に入った瞬間に注意されてしまいました。鞄から長ズボンを取り出して速攻で上からはきます。
気を取り直して歩いていると、見えてきました。イスラム教の聖地、岩のドームです。
すごく美しいです。雲一つない青空に金のドームがきれいに浮かんでいます。
ぐるっと一周してみました。岩のドームの中はイスラム教徒以外は入ることができません。それ以外の人はこのように外から眺めるだけです。形は八角形をしており、表面には青を基調としたタイルで装飾されています。本当に美しい建物です。
実はもっと近寄ってタイルの装飾がどうなっているかや、ドームの入口に近づいて中の様子を伺ったりもしたかったのですが出来ませんでした。何故ならここは非常に空気が張り詰めています。緊張感が漂っています。街中の警官は機関銃は持ってはいるものの、基本的には笑顔です。しかしここの警官は笑っていません。警戒しています。そりゃそうです。ここはイスラエルにあるイスラム教の聖地です。警備は厳しくて当たり前です。実は一枚、自撮り写真を撮ったのですが、顔が全然笑っていませんでした。めちゃめちゃ緊張した面持ちになっていました。
さて神殿の丘ともこれでお別れです。本当に美しい場所でした。
因みに暑いので出口を出て早速、ズボンを脱いでいたら銃を持った警官が近寄ってきました。顔は笑顔でしたが明らかに警戒しています。ここは常に厳戒態勢なんだなと痛感しました。
神殿の丘(The Temple Mount)はどこにあるの?
名称: | 神殿の丘(The Temple Mount) |
住所: | Jerusalem |
神殿の丘(The Temple Mount)編は終わりです。次回はオリーブ山編です。