Sony PRO pixy ESPRITをBluetoothで復活させよう! 〜プロローグ〜

【目次】Sony PRO pixy ESPRITを復活させよう!シリーズ

1. プロローグ 2. お掃除編 3. Bluetoothレシーバー接続編

さて皆様、外出自粛の中、如何お過ごしでしょうか。

私は2020年4月上旬より完全在宅勤務となり会社へは出社しなくなりました。会社で使用していたノートPCを自宅に持ち帰り、VPN経由で会社のリソースへアクセスしたり、クラウドサービスを使ってテレビ会議をしたりしながら今までと変わらず業務をこなしています。

これまで往々にして進まなかった働き方改革に代表されるテレワーク・・・。まさかこんな形で半ば強制的に始めたってうまくいくわけ・・・。

うまくいくじゃん!全く問題なくできるじゃん!!

やりゃできるじゃん!って感じです。ほんと今までの満員電車で通勤ってなんだったんでしょうか。今回の件でいろいろなものの価値が変わるんじゃないかと思います。通勤、出張、都心のオフィス、駅近物件。特に「場所」と「移動」に関するサービスや物の価値が変わっていくような気がしています。

そんなことをぼんやり考えながら2週間ほど経った頃でしょうか。何やら心身ともに不調が出てきました。

まず腰が痛い。自宅にある椅子は会社の物に比べて貧相なので7時間も座ってられません。次に運動不足。ほとんど出歩きませんので体がなまってしょうがない。同時に動かないので腹が減らない。そうなると食事をろくに取らなくなる。栄養偏りまくりです。そしてなんとなく寂しい・・・。1日一回はテレビ会議で誰かと会話しますが、やっぱり画面越しなのか物足りない・・・。そして仕事が終わってテレビをつけると暗いニュースばかり・・・。こりゃなんか健康に良くないぞ。

最初は意気揚々とテレワークで問題ないじゃん!とか思ってましたが、いざ長期化すると、会社に毎日行くって心身ともに健康を保つ上で結構重要だったんだなと改めて思ってみたり。実は通勤って運動不足解消にも役に立ってたんだなとか会社の机と椅子ってよく考えられてるんだな・・・。なんて今度は会社の有り難みを実感するという。なんて人間はわがままなんでしょうか。あはは。

じゃあ会社に行くかといっても外出自粛ですから不用意に出社するわけにも行きません。

じゃあこの状況をどう打開するかなと検討した結果、一時的に実家に帰ることにしました。実家に帰れば親の状況もわかるし、甥っ子と遊んで体も動かせます。テレワークも実家からできるので問題ありません。

テレワークで重要なものは音楽

前置きがクソ長くなりました。そんなわけで実家からテレワークを初めて数日。使っているパソコン、マウスも同じ物ですので快適にできるはずですが何かが足りません。そうです。音楽です。

ソニーのミニコンポ「PRO pixy ESPRIT」

皆さんミニコンポという言葉はご存知でしょうか?時は1990年代初頭。私が中学生のころです。ミニコンポの正確な定義はなかったと思いますが、当時音楽再生の主流であったCD、録音のためのカセットデッキ、アンプ、ラジオチューナー、そしてそこそこ大きめのスピーカーがセットになったものをミニコンポと呼んでいたと思います。

そして私が所有していたものがソニー製のミニコンポ、ピクシーシリーズの最高峰、MHC-J970EX。通称「PRO pixy ESPRIT」でした。

何が最高峰かっていうとウーハーは16 cmだけど特殊な回路が載っていて30cm相当の音が出るとかCDプレイヤーに特殊な回路が載っているとかピンケーブルで繋いで音質の低下を防いでいるとかいろいろありますが、何といっても最大の特徴はスピーカー上部についている四角い銀の板!これはエレクトロスタティックツイーターといって薄い膜を高電圧で振動させて主に高音域を響かせるスピーカーです。

当時の私はそんな機能の凄さは全く理解していなく単純に「このスピーカーの上に載っている四角い銀の板もスピーカーなの?!・・・。かっけぇー!!」と奇抜なデザインに一目惚れしたのでした。

発売は1993年。今でも覚えています。ヨドバシカメラの新宿西口大ガード店で親父に買ってもらいました。

現在のMHC-J970EX

久しぶりに実家に帰ってテレワークしていますが、音楽が足りない。作業に集中したい時は音楽は必須です。しかしスマホの小さいスピーカーでは物足りない。何か音が出せるものはないものかと実家を漁っていると・・・。

ほとんど忘れかけていたMHC-J970EXがありました。なつかしい・・・。

なかり埃をかぶっています。特にパンチングメタルの中は掃除した記憶がないので、26、7年間の埃が詰まっています。

とりあえずコンセントを繋いで鳴らしてみたところ、ちゃんと音が出ました!!25年以上前の電化製品が電源を繋ぐだけで復活するなんてやっぱり日本製品は素晴らしいですね。

肝心の音ですが、ウーハーからはちゃんと重低音が出ています。が、エレクトロスタティックツイーターからの高音域は出ていません。耳を当てるとかる~く鳴ってるような、鳴ってないような。そんな感じです。ツイーターは埃をかなり被っているので膜がちゃんと振動できていないのかもしれません。これはきれいに掃除をしたら音が出るようになるかも。というわけでMHC-J970EXを復活させることにしました。

まあ完全に復活しなくてもスマホのスピーカーよりは全然いい。何より学生時代に愛用していたミニコンポがまた使えるようになることに夢を感じます。

因みにスピーカー以外ではアンプ、CD、ラジオチューナーは問題なし。カセットデッキは動きませんでした。

今回はここまで。次回はきれいに掃除して、Bluetoothレシーバーを接続してスマホから音楽が聞けるようにしたいと思います。

【安全第一主義】イスラエルに聖地を見に行こう! 〜 嘆きの壁 〜

【目次】イスラエルに聖地を見に行こう!シリーズ

0. 計画編 1. 準備編 2. 事前勉強編 3. 出発編
4. 入国編 5. マミーラホテル 6. ヴィア・ドロローサ編 7. 聖墳墓教会
8. 嘆きの壁      

続いて訪れるのはユダヤ教の聖地、嘆きの壁です。張り切って行きましょう。

嘆きの壁への入り口は2箇所ある模様で、一つは旧市街から狭い路地を抜けた先にある入口とDung Gate(糞門)近くの入り口です。どちらも迷わず行けますが、糞門近くにはWestern Wallバス停があり、こちらの入り口の方が人が多い印象です。因みにどちらもX線による荷物チェックがあります。

見えてきました。木製の通路の奥に見える壁が嘆きの壁です。その奥のゴールドのドームはイスラム教の聖地、岩のドーム(The Temple Mount)です。

ユダヤ教の聖地とイスラム教の聖地がこんなに近くにあるなんて・・・。本当にエルサレムは不思議な街です。

看板があります。

嘆きの壁と呼ばれていますが、英語名はWestern Wall(西壁)です。これはかつてここに聖地であったエルサレム神殿がありました。しかし神殿は破壊されてしまいます。唯一残った西側の外壁をユダヤ人が「西の壁」と呼んで聖地としたためです。

近づいてみました。これが嘆きの壁です。いやーテレビで見た憧れの地が目の前に!感動です。はるばるここまでやって来た甲斐がありました。約2000年前より同じ場所に壁が残り続けているなんて本当にすごいことです。

ここはユダヤ教最大の聖地です。壁に近づくためにはキッパと呼ばれるユダヤ教徒独特の帽子のようなものを被らなければなりません。キッパは無償の貸出があるので持っていなくても大丈夫です。

写真では分かりにくいですが、壁に向かって祈りを捧げている方がたくさんいます。ユダヤ教徒の人はここで聖典を読み、壁に手を当て祈ります。私もキッパをつけて壁に手を当ててみました。当てた瞬間、壁が鼓動を打っているように感じたのは気のせいではないかもしれません。

この壁はテレビなどでよく見るので有名ですが、実は壁に向かって左側に洞窟のような空間があります。そこには沢山の超正統派と呼ばれるユダヤ教徒の人たちがおり、大きな声で歌うように聖典を読み上げています。ここは当然、日本人はおろか観光客が入ってくることはないようです。私は少し躊躇しましたが、せっかくなので勇気を出して入ってみました。中は明るい空洞になっており私は聖典を読み上げる人たちを少し眺めていました。宗教の強いパワーを感じました。

帰る際、改めて壁をじっくり見てみました。かなり高い壁であることが分かります。嘆きの壁で触れることができる部分は壁の中腹ぐらいの模様です。

帰り際に機関銃を持った警官軍団に遭遇しました。当然ですが、警備はかなり厳重です。

嘆きの壁はどこにあるの?

名称: 嘆きの壁
住所: Jerusalem

嘆きの壁編は以上です。次回はイスラム教の聖地、神殿の丘(The Temple Mount)編です!

 

【安全第一主義】イスラエルに聖地を見に行こう! 〜 聖墳墓教会 〜

【目次】イスラエルに聖地を見に行こう!シリーズ

0. 計画編 1. 準備編 2. 事前勉強編 3. 出発編
4. 入国編 5. マミーラホテル 6. ヴィア・ドロローサ編 7. 聖墳墓教会

さて前回からの続きです。早速、聖墳墓教会の中に入ってみましょう!

こちらが入り口です。入り口には係員がいて荷物をチェックするということもなく、誰でも自由に出入りができます。尚、聖墳墓教会はキリスト教のいろいろな教派が共同で管理している建物とのことです。

また、エルサレムの宗教施設全般に言えることですが、日本の観光地にあるような「入口」や「順路」「説明が書いてある看板」などは一切、ありません。観光地ではなくあくまでも宗教施設のためと思われます。

入ってすぐに「終油の石」と言われる石の板があります。これは十字架にかけられたイエス・キリストを降ろし、布にくるんだときに使った石板とのこと。皆ここで跪き、石板に額を当てます。私もやりました。

「終油の石」の後ろにはその場面を描いた大きなタイル画があります。

終油の石を左に進むと小さな聖堂があります。これがイエス・キリストの墓です。素晴らしい装飾です。

お墓は5mぐらいの正方形をしており、その周りを円形の聖堂が覆っています。

ここは本当に荘厳で幻想的な場所です。ここが聖地であるというのは歴史を知らなくても肌で感じ取れると思います。お墓があるということはイエス・キリストはやはり実在した人物なんですよね。

この中にも入れます。中は2部屋になっていて、奥の部屋に石棺のようなものがあります。非常に狭く5人ずつぐらいのグループになって順番に見学できます。

私は入る直前に前のグループの様子を伺いましたが、見学という感じではなく皆、跪き祈りを捧げていました。そりゃそうです。ここは観光施設ではなくキリスト教最大の聖地なのです。

私も中に入ったときは周りを直視できず、見よう見まねで跪いて十字を切って祈りました。1分ほど祈った後にやっと周りの装飾などを見る余裕ができました。

ここでイエス・キリストが埋葬され、また復活した場所なんだなと思うと、言葉では表現できない感動と言うか圧倒される感覚になります。

お墓の向かいは広いホールになっています。

「終油の石」の右にある階段を上がると、天井に装飾がたくさんある場所に行けます。

そしてその先にイエス・キリストが十字架にかけられた場所があります。ここがゴルゴダの丘なのです。この祭壇の下に十字架を立てかけたと言われる穴があります。

ここは本当に神聖な場所という雰囲気があり圧倒されます。

ここは皆の雰囲気、祈り方を見る限り本当にキリスト教徒のための場所なんだなと改めて感じました。私は興味本位で見るべきではないと感じ、祭壇の下を見る列には並ばず、遠くから見るだけにしました。

以上で聖墳墓教会編は終わりです。

因みに私が行った時にたまたまお墓の前で礼拝をしており、すぐに中には入れませんでした。が、その礼拝は誰でも参加できるようで、私も参列してみました。礼拝が終わった後、周りの人同士で握手をしているのですが、私も両隣の外国人から握手を求められ握手しました。こういったオープンな雰囲気もキリスト教がこれほどまで広まった理由の一つなのかなとも感じました。

聖墳墓教会はどこにあるの?

名称: 聖墳墓教会
住所: Jerusalem

次回はユダヤ教の聖地、嘆きの壁編です!