【安全第一主義】イスラエルに聖地を見に行こう! 〜 嘆きの壁 〜

【目次】イスラエルに聖地を見に行こう!シリーズ

0. 計画編 1. 準備編 2. 事前勉強編 3. 出発編
4. 入国編 5. マミーラホテル 6. ヴィア・ドロローサ編 7. 聖墳墓教会
8. 嘆きの壁      

続いて訪れるのはユダヤ教の聖地、嘆きの壁です。張り切って行きましょう。

嘆きの壁への入り口は2箇所ある模様で、一つは旧市街から狭い路地を抜けた先にある入口とDung Gate(糞門)近くの入り口です。どちらも迷わず行けますが、糞門近くにはWestern Wallバス停があり、こちらの入り口の方が人が多い印象です。因みにどちらもX線による荷物チェックがあります。

見えてきました。木製の通路の奥に見える壁が嘆きの壁です。その奥のゴールドのドームはイスラム教の聖地、岩のドーム(The Temple Mount)です。

ユダヤ教の聖地とイスラム教の聖地がこんなに近くにあるなんて・・・。本当にエルサレムは不思議な街です。

看板があります。

嘆きの壁と呼ばれていますが、英語名はWestern Wall(西壁)です。これはかつてここに聖地であったエルサレム神殿がありました。しかし神殿は破壊されてしまいます。唯一残った西側の外壁をユダヤ人が「西の壁」と呼んで聖地としたためです。

近づいてみました。これが嘆きの壁です。いやーテレビで見た憧れの地が目の前に!感動です。はるばるここまでやって来た甲斐がありました。約2000年前より同じ場所に壁が残り続けているなんて本当にすごいことです。

ここはユダヤ教最大の聖地です。壁に近づくためにはキッパと呼ばれるユダヤ教徒独特の帽子のようなものを被らなければなりません。キッパは無償の貸出があるので持っていなくても大丈夫です。

写真では分かりにくいですが、壁に向かって祈りを捧げている方がたくさんいます。ユダヤ教徒の人はここで聖典を読み、壁に手を当て祈ります。私もキッパをつけて壁に手を当ててみました。当てた瞬間、壁が鼓動を打っているように感じたのは気のせいではないかもしれません。

この壁はテレビなどでよく見るので有名ですが、実は壁に向かって左側に洞窟のような空間があります。そこには沢山の超正統派と呼ばれるユダヤ教徒の人たちがおり、大きな声で歌うように聖典を読み上げています。ここは当然、日本人はおろか観光客が入ってくることはないようです。私は少し躊躇しましたが、せっかくなので勇気を出して入ってみました。中は明るい空洞になっており私は聖典を読み上げる人たちを少し眺めていました。宗教の強いパワーを感じました。

帰る際、改めて壁をじっくり見てみました。かなり高い壁であることが分かります。嘆きの壁で触れることができる部分は壁の中腹ぐらいの模様です。

帰り際に機関銃を持った警官軍団に遭遇しました。当然ですが、警備はかなり厳重です。

嘆きの壁はどこにあるの?

名称: 嘆きの壁
住所: Jerusalem

嘆きの壁編は以上です。次回はイスラム教の聖地、神殿の丘(The Temple Mount)編です!

 

【安全第一主義】イスラエルに聖地を見に行こう! 〜 聖墳墓教会 〜

【目次】イスラエルに聖地を見に行こう!シリーズ

0. 計画編 1. 準備編 2. 事前勉強編 3. 出発編
4. 入国編 5. マミーラホテル 6. ヴィア・ドロローサ編 7. 聖墳墓教会

さて前回からの続きです。早速、聖墳墓教会の中に入ってみましょう!

こちらが入り口です。入り口には係員がいて荷物をチェックするということもなく、誰でも自由に出入りができます。尚、聖墳墓教会はキリスト教のいろいろな教派が共同で管理している建物とのことです。

また、エルサレムの宗教施設全般に言えることですが、日本の観光地にあるような「入口」や「順路」「説明が書いてある看板」などは一切、ありません。観光地ではなくあくまでも宗教施設のためと思われます。

入ってすぐに「終油の石」と言われる石の板があります。これは十字架にかけられたイエス・キリストを降ろし、布にくるんだときに使った石板とのこと。皆ここで跪き、石板に額を当てます。私もやりました。

「終油の石」の後ろにはその場面を描いた大きなタイル画があります。

終油の石を左に進むと小さな聖堂があります。これがイエス・キリストの墓です。素晴らしい装飾です。

お墓は5mぐらいの正方形をしており、その周りを円形の聖堂が覆っています。

ここは本当に荘厳で幻想的な場所です。ここが聖地であるというのは歴史を知らなくても肌で感じ取れると思います。お墓があるということはイエス・キリストはやはり実在した人物なんですよね。

この中にも入れます。中は2部屋になっていて、奥の部屋に石棺のようなものがあります。非常に狭く5人ずつぐらいのグループになって順番に見学できます。

私は入る直前に前のグループの様子を伺いましたが、見学という感じではなく皆、跪き祈りを捧げていました。そりゃそうです。ここは観光施設ではなくキリスト教最大の聖地なのです。

私も中に入ったときは周りを直視できず、見よう見まねで跪いて十字を切って祈りました。1分ほど祈った後にやっと周りの装飾などを見る余裕ができました。

ここでイエス・キリストが埋葬され、また復活した場所なんだなと思うと、言葉では表現できない感動と言うか圧倒される感覚になります。

お墓の向かいは広いホールになっています。

「終油の石」の右にある階段を上がると、天井に装飾がたくさんある場所に行けます。

そしてその先にイエス・キリストが十字架にかけられた場所があります。ここがゴルゴダの丘なのです。この祭壇の下に十字架を立てかけたと言われる穴があります。

ここは本当に神聖な場所という雰囲気があり圧倒されます。

ここは皆の雰囲気、祈り方を見る限り本当にキリスト教徒のための場所なんだなと改めて感じました。私は興味本位で見るべきではないと感じ、祭壇の下を見る列には並ばず、遠くから見るだけにしました。

以上で聖墳墓教会編は終わりです。

因みに私が行った時にたまたまお墓の前で礼拝をしており、すぐに中には入れませんでした。が、その礼拝は誰でも参加できるようで、私も参列してみました。礼拝が終わった後、周りの人同士で握手をしているのですが、私も両隣の外国人から握手を求められ握手しました。こういったオープンな雰囲気もキリスト教がこれほどまで広まった理由の一つなのかなとも感じました。

聖墳墓教会はどこにあるの?

名称: 聖墳墓教会
住所: Jerusalem

次回はユダヤ教の聖地、嘆きの壁編です!

【安全第一主義】イスラエルに聖地を見に行こう! 〜 ヴィア・ドロローサ編 〜

【目次】イスラエルに聖地を見に行こう!シリーズ

0. 計画編 1. 準備編 2. 事前勉強編 3. 出発編
4. 入国編 5. マミーラホテル 6. ヴィア・ドロローサ編  

遂に旧市街に向かいます。まずはイエスが十字架を背負って歩いた道、ヴィア・ドロローサを歩きます。

イエス・キリスト最後の歩み、ヴィア・ドロローサ

ヴィア・ドロローサとはイエス・キリストが総督から磔の刑を宣告された後、自ら十字架を背負って歩いた道のことです。日本語では悲しみの道や苦難の道と訳されるようです。約2000年前にイエスが歩いた道がまだ残ってるなんて神秘的ですね。これは歩かないわけには行かない!!というわけで始発点から巡ってみたいと思います。

第1留から第14留

ヴィア・ドロローサは第1留から第14留まで中継点があり、それぞれに目印があります。そのうち幾つかは現在では学校や教会の中のようで全部は見られない模様ですが、見つけられるだけ探してみたいと思います。

第2留 鞭打ち教会

第1留は現在は学校になっているらしく一般の人は入れません。実質、第2留が出発点です。第2留は現在、博物館になっています。入り口にはヴィア・ドロローサの道順を示した看板があります。

看板の向かいに鞭打ち教会があります。こじんまりしていますが重厚な雰囲気です。

第3留 最初に倒れた場所

第3留は見つけられず。曲がり角なので場所はあっているはずですが、目印が見つけられませんでした。人通りも多く銃を持った警察が見ているのでウロウロ探すこともできず断念。次に向かいます。

第4留 悲しむ母マリアと出会う

現在は教会になっているようです。

第5留 イエスに変わってシモンが十字架を背負う

扉があります。

5と6の間

5と6の間の路地です。足元を見ると結構段差になっていることが分かります。現在の道は舗装されているので当時の道でないですが、起伏は同じようにあったのでしょう。ここを十字架を背負って歩くというのは本当に苦難の道ですね・・・。

第6留 ベロニカがイエスの顔を拭く

扉があります。写真に写っている外国人は恐らくヴィア・ドロローサを巡るツアーだと思います。英語が分かればこのようなツアーに参加するのもいいかなと思いました。少し見ていましたが、解説の後はみんなでお祈りをしていました。

第7留 二度目に倒れた場所

中に祭壇があります。

入り口に交通整理をしているおじさんが一人いましたがこの人がオフィシャルな人なのか地元のボランティアなのか分かりませんでした。

第8留 悲しむ婦人を慰めた

目印があるだけです。ここはメイン通りから一本路地に入ったところにあります。

第9留 三度目に倒れた場所

はっきりとした場所は分からず。恐らく左の教会の中だと思います。突き当りの壁が聖墳墓教会です。

第10留 衣服を剥ぎ取られる

右に写っているドームの屋根が付いた小さな聖堂が第10留です。階段が付いていますが中には入れませんでした。

この建物が聖墳墓教会です。第11留から第14留までは聖墳墓教会の中にあります。

ここがゴルゴダの丘なんだなぁ。遂にここまで来れたんだなぁとむちゃくちゃ感動します。

ヴィア・ドロローサはどこにあるの?

名称: ヴィア・ドロローサ
住所: Jerusalem

今回はここまで。次回は聖墳墓教会です!